鳳凰堂の屋根飾りも平安期製作か
京都府宇治市の世界遺産・平等院は19日、国宝・鳳凰堂の左右にある翼廊の屋根飾り「露盤宝珠」が平安時代に作られた可能性があるとの調査結果を発表した。
平等院によると、露盤宝珠は翼廊の屋根にそれぞれ取り付けられ、重さは140キロと150キロ。高さはいずれも105センチで、六つの部材からなり、大部分が青銅製。
平成の修理のため昨年11月に取り外され、蛍光エックス線で成分調査したところ、銀とアンチモンの割合が平安時代の作とされる鳳凰像と共通していたことから、露盤宝珠の製作も同時期だった可能性があるという。
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