小松左京が訴えた震災記録
「日本沈没」などで知られるSF作家、小松左京さん(1931~2011年)が保存の重要性を訴え続けた震災記録を紹介する特別展「小松左京が遺したもの」が仙台市の宮城県図書館で開かれている。
小松さんは95年の阪神大震災に遭い、震災を記録すること、その記録を残すことを提言。自身も被災地を歩き、新聞に「小松左京の大震災’95」を連載した。
特別展では、大震災’95の直筆原稿のほか、関東大震災の絵はがきなど震災に関する小松さんのコレクションの一部も展示。安政の大津波(1854年)で流失しながら奇跡的に戻ってきた掛け軸など貴重なものも含まれている。
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