円城塔さんが米文学賞を受賞
優れたSF作品を選ぶ米国の文学賞「フィリップ・K・ディック賞」の表彰式が18日夜(日本時間19日)、米シアトルで開かれ、作家の円城塔さん(41)の長編小説「Self―Reference ENGINE」の英訳版が特別賞を受賞した。同作品の版元である早川書房が発表した。
円城さんは「栄誉ある賞をうれしく思う。生活のためにも、世界的に通用する作品を目指したい」とのコメントを発表。
同賞は1983年に創設。米国で出版されたSF作品が対象で2011年には故伊藤計劃さんの「ハーモニー」が同じ特別賞を受けている。
「Self―」は単行本が07年、文庫が10年に出版。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。