高台寺に黒田官兵衛子孫の書
豊臣秀吉の正室の北政所ねねが建てた高台寺(京都市東山区)で16日までに、戦国武将黒田官兵衛の子孫にあたり、明治から大正時代にかけて貴族院副議長を務めた黒田長成が秀吉没後300年に合わせて贈った書が見つかった。
高台寺によると、秀吉が詠んだ和歌のうち10首を長成が墨書したものだった。黒田官兵衛は秀吉に仕えており、発見した高台寺掌美術館の田川真千子副館長は「長成が先祖と秀吉公のご縁を大切にしていたことが分かる貴重な資料」としている。
和歌には富士山の情景や秀吉がお茶を楽しむ様子が書かれている。現在、修復中で今夏をめどに一般公開する予定。
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