文化庁が、2016年の世界文化遺産登録を目指して「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本県)を、本年度に国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦候補として選ぶ方針を固めたことが25日分かった。
この日午後開かれる文化審議会特別委員会で本格的な議論を開始。今年7~8月にかけて政府として正式に決め、9月末までに暫定版の推薦書を提出する。
世界文化遺産への推薦は各国年1件となっている。長崎の教会群は昨年も文化審が推薦候補に選んでいたが、内閣官房の有識者会議が推す「明治日本の産業革命遺産」(福岡など8県)と競合し、落選している。
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