京都・唐門が25年ぶり開門
皇室ゆかりの泉涌寺(京都市東山区)は10日、歴代天皇の位牌が安置された霊明殿に通じる唐門を25年ぶりに開門した。
泉涌寺によると、唐門は、天皇陛下の即位後に京都市内の皇室ゆかりの寺社で多発した不審火などの極左テロを警戒し、1989年に閉門した。
しかし参拝者から「開けてほしい」との声が強まったため、唐門と霊明殿にセンサーを付けるなど侵入者対策を実施。この日営まれた明治天皇の皇后、昭憲皇太后の崩御100年の法要に合わせ開門した。
今後は参拝時間中に常時開門するという。泉涌寺は「御寺」とも呼ばれ、皇室の菩提寺として知られた。
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