「裸の島」、市に寄贈へ
映画監督新藤兼人さんの代表作「裸の島」のロケ地、広島県三原市の無人島「宿禰島」の買い取り契約を結んだ新藤監督の次男で映画製作会社「近代映画協会」の新藤次郎社長らは23日、三原市の天満祥典市長と面会し、近く島を市に無償で寄贈すると伝えた。
2月の競売で落札できず、落札者と個別交渉を続けた末に買い取った経緯を踏まえ、新藤社長は「(募金してくれた人たちに)心配をかけたが、ようやく肩の荷が下りた。監督の思いが詰まった島を、いつまでも今のままの姿で保存してほしい」と市長に要請した。
天満市長は「市の観光資源として大事にしたい」と話した。
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