故マルケス氏に未刊行小説
【ロサンゼルス共同】17日に死去したコロンビアのノーベル賞作家、ガルシア・マルケス氏が未刊行の小説を残していたことが分かった。AP通信が22日報じた。
大手出版社の関係者によると、家族はこの小説を出版するかどうかなどをまだ決定していないという。
小説は「8月に再会を」という題名。スペイン紙が掲載した序章の一部には、50歳前後の既婚女性が熱帯の島にある母親の墓参りに出かけ、滞在するホテルで同年代の男性と恋に落ちるストーリーが描かれている。
マルケス氏が04年に出版した最後の小説「わが悲しき娼婦たちの思い出」を執筆していたのと同時期に書かれたものだという。
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