神戸に「陳舜臣文藝館」
中国を舞台にした歴史小説で有名な直木賞作家陳舜臣さん(90)の史料や自筆原稿などを集めた神戸市中央区の「陳舜臣アジア文藝館」が6日、今秋の正式開館を前にプレオープンした。ファンら約130人が訪れ、陳さんと親しい作家太田治子さん(66)は「アジアと日本が混じり合う神戸という街にふさわしい施設だ」と話した。
陳さんが神戸市の自宅や兵庫県丹波市の別荘、早稲田大学に置いていた本や中国史の史料など数千点を収蔵。定期的に展示替えをしながら順次、公開する。
書斎を忠実に再現したブースや作家井上靖さんからの手紙なども展示。
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