昇太、たい平の「贅沢な落語会」
春風亭昇太と林家たい平が出演する特別番組「贅沢な落語会」が11日、BSスカパー!で放送される。司会の小堺一機は「落語は高尚じゃなく身近な演芸。新作と古典の名人2人が、違った魅力を見せてくれます」と語る。
東京都内のホールで収録。前半の「落語予備校」では、講師役のたい平、学生服姿の小堺と昇太が落語の名せりふや亭号をテーマに爆笑トークを繰り広げた。
後半は、それぞれ20分の持ち時間で昇太が「人生が二度あれば」、たい平が「明け烏」を披露した。人気番組「笑点」とはひと味もふた味も違う表情と熱演で、観客をうならせた。
収録を終えたたい平は「日本中に落語を広める1人に選ばれたつもりで笑点に出演していますが、高座では笑点のたい平、昇太とは違うぞという気持ちで演じています」ときっぱり。
昇太も「一席が長い落語はテレビ向きではないが、CMで中断しないBS放送は少し特別。テレビで興味を持ったら、寄席に足を運んでほしい。生で見る方が6倍面白いですよ」と力説した。
友人相手に「寿限無」を披露するような子どもだった小堺に、付いたあだ名は「落語」だった。「厳しい修業が嫌で、僕は楽な方に行ったわけです」と謙遜しつつ「今の時代に20~30分、じっくりと一人の話を聴くっていうのは非常にぜいたくなこと。しかも面白いなんて他にありませんよ」と呼び掛けた。
他に「ナイツ」の漫才も放送する。
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