横穴墓を70基発見、京都
京都府京田辺市の松井横穴群で、古墳時代後期―飛鳥時代に造られた横穴墓70基が見つかり、京都府埋蔵文化財調査研究センターが20日、発表した。この横穴群はこれまでも知られていたが、本格的な調査は初めて。
珍しい焼き物のひつぎ「陶棺」も出土した。同センターは、松井横穴群全体で300~400基あると推測した上で「これだけ大規模な共同墓地が見つかるのは珍しい。当時、有力農民を中心とした集落が複数あったのでは」としている。
横穴墓は丘陵の斜面を水平方向に掘ったトンネル状。奥行きは3~13メートル、幅は3~6メートル。
現地説明会は25日午前10時半と午後1時半から。
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