浅井攻めた信長の堀切跡、滋賀
滋賀県彦根市の松原内湖遺跡で、1570年に織田信長が浅井長政と戦った佐和山城攻略の際に築いたとみられる堀切跡が見つかり、同県文化財保護協会が23日までに明らかにした。
敵の逃亡や侵入を防ぐためとみられる。これまで文献には記されていたが、具体的な遺構が見つかるのは珍しく、同協会の担当者は「信長が得意とした包囲戦の初期の様子がうかがえる」と話している。
堀切跡は佐和山城跡の北西約1・6キロで見つかり、長さ13・5メートル、最大幅7・5メートル、深さ4メートルにわたり、尾根を切断していた。出土した天目わんや瓦から、16世紀以前に築かれたと推定される。
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