【上海共同】中国の抗日戦争をめぐって、日本人を主役に据えたテレビドラマの宣伝イベントが23日に上海市で開かれた。中国軍を助ける日本人役として主演した日本人俳優矢野浩二さんは「抗日ドラマで日本人の複雑な内面を描いた作品は今までなかった。挑戦しがいがあった」と語った。
上海のテレビ局によると、同種ドラマで日本人の主演は初めて。
ドラマは、中国共産党系軍隊「八路軍」を助けた日本人を描いた中国の小説が原作。抗日ドラマで残虐な旧日本兵役を数多く演じてきた矢野さんは、今作では仲間を助けるために旧日本軍から逃げ出し、その後、八路軍と共に旧日本軍と戦う日本人を演じた。
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