京都の東西本願寺ですす払い
京都市下京区の西本願寺と東本願寺で20日、畳をたたいてほこりを落とす年末の恒例行事「すす払い」があり、僧侶や門徒らが新年を迎える準備に汗を流した。
今年9月に国宝に指定された西本願寺の御影堂と阿弥陀堂では午前7時すぎ、頭に手ぬぐいをかぶった門徒ら約800人が両手に持った竹の棒で「バチバチ」と畳をたたき、堂内に舞い上がったほこりを大きなうちわで払い出した。
東本願寺でも午前9時すぎ、約110人が御影堂の畳927枚を一斉にたたいた。
すす払いは、今年1年を無事に過ごせた喜びを表す伝統行事で、本願寺中興の祖・蓮如の時代から500年余り続く。
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