東大寺、金剛力士像の開眼法要
奈良市の東大寺南大門にある金剛力士像(国宝)のうち、口を開けた阿形が約20年ぶりの修理を終え、20日に開眼法要が営まれた。
阿形は10月から、長年たまったほこりや汚れを落とす作業に入り、作業は今月終わった。既に作業用の足場を撤去し、拝観は再開している。
この日は、東大寺の筒井寛昭別当ら6人の僧侶が般若心経を唱え、阿形像の前で像の魂を入れる儀式を行い、修理作業を担当した美術院国宝修理所(京都市下京区)の藤本青一所長らが立ち会った。筒井別当は「仏様として人々を守ってもらうようお願いした」と話した。
口を閉じた吽形の修理は2015年度に開始する予定。
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