佐賀で銅釦の鋳型、国内初出土
佐賀県鳥栖市教育委員会は7日までに、鳥栖市藤木町の藤木遺跡から、弥生時代後期(50~250年ごろ)のものとみられる青銅器の石製鋳型4点が見つかったと明らかにした。1点はボタン状の飾り金具「銅釦」の製造に使われたもので、国内初の出土だという。
これまで銅釦は佐賀県や熊本県などで10点出土しているが、製造に必要な鋳型は見つかっていないため朝鮮半島からの渡来品との見解もあった。市教委は、今回の発見を「日本での生産を証明できる重要なものだ」と位置付けている。
市教委によると、銅釦の鋳型は全体の3分の1程度の破片で、長さ7・6センチ、幅6・8センチ。
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