「醍醐の花見」の短冊再現
京都市伏見区の醍醐寺は3日、1598年の「醍醐の花見」で詠まれた和歌の短冊をまとめた国の重要文化財「醍醐花見短籍」の複製品が完成したと発表、報道陣に披露した。
醍醐寺によると、豊臣秀吉が1300人以上を招いた醍醐の花見の短冊には、金や銀などを使って下絵を施した和紙を用いた。今回、富士ゼロックスが約5カ月かけて、当時詠まれた和歌のうち131首の短冊(縦36~37センチ、幅5・6センチ)をカメラで読み取り、下絵の微妙な色合いも再現した。
秀吉、秀頼らに詠まれた131首は、醍醐花見短籍として1冊にまとめられた。
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