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原民喜の遠藤周作宛ての遺書発見

[2014年05月14日 13:48]

 長崎市遠藤周作文学館は14日、広島での被爆体験をつづった小説「夏の花」で知られる作家の原民喜が遠藤周作に宛てた直筆の遺書が見つかったと発表した。24日から公開する。同館によると、内容は遠藤がエッセーで明らかにしていたが、現物が見つかるのは初という。
 遺書は、日本にいた共通の友人から、フランス留学中の遠藤に郵送された。二つの詩とともに「これが最後のたよりです 去年の春はたのしかったね では、お元気で…。」と書かれている。消印は1951年3月17日。原はその4日前に自殺していた。

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