文化審議会(宮田亮平会長)は16日、京都市の本願寺御影堂と阿弥陀堂を国宝に、神戸女学院(兵庫県西宮市)や旧馬場家牛込邸(東京都新宿区)など9件の建造物を重要文化財に、それぞれ指定するよう下村文科相に答申した。
宮城県村田町の土蔵造りの街並みなど2地区を、重要伝統的建造物群保存地区に選定することも求めた。近く答申通り告示され、建造物分野の重要文化財は2419件(うち国宝220件)、保存地区は108地区になる。
本願寺は、西本願寺と呼ばれる浄土真宗本願寺派の本山で、既に唐門や飛雲閣が国宝に指定されており、御影堂は現存する江戸時代の建築物としては最大級規模。
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