大谷光真門主が退任
浄土真宗本願寺派(京都市下京区)の大谷光真門主(68)は5日、本山の西本願寺の御影堂で開かれた御消息発布式で「今日まで務めることができたのは、宗門内外の方々のご支援、ご理解とご協力のおかげです」と退任のあいさつをした。
全国の僧侶ら約6千人が参列。光真門主は約37年の在任期間を振り返り「若い世代の感性と実行力を尊重して、(互いに敬い合う)御同朋の社会を目指して歩むことができるよう願っている」と話した。
この後、宗祖親鸞の木像が安置されている厨子の鍵や、門主の衣と印鑑を長男の光淳氏(36)に渡す御譲渡式を行い、正式に退任した。
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