旧約聖書の「創世記」に登場するノアの箱舟伝説を映画化した「ノア 約束の舟」(13日公開)のPRイベントが東京都内で開かれ、歌手の八代亜紀が、往年のヒット曲「舟唄」の替え歌バージョン「ノア 約束の舟唄」を歌った。
神の啓示を受ける主人公ノアをラッセル・クロウが演じ、他にジェニファー・コネリー、エマ・ワトソンらが出演して世界中で大ヒット。ヒノキ、スギ、竹など木材750本を用いて屋外に設営した特製の箱舟ステージに登場した八代は「タイタニック以来の感動です」と絶賛した。
中でも、大きな使命と父親としての立場で揺れ動くラッセル・クロウの演技に胸を打たれたという。「私は父に内緒でキャバレーで歌って、勘当されて家を出てきたので…。父にダブらせて見て号泣しました」としみじみ。
トークの後、いよいよ替え歌を披露。「木材太めの ほうがいい 箱舟三階 建てでいい 動物つがいで 乗せりゃいい 箱舟なんとか 浮けばいい」と、炎天下の大都会に情感あふれる歌声がとどろいた。
この日限りの替え歌を熱唱した後、八代は「はじめ、詩を見てびっくりしたけれど、(作詞の)阿久悠さんも、空から『いいんじゃない』っておっしゃってくれると思います。CDを作ってみんなにプレゼントしたい」とノリノリだった。
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