兵庫県宝塚市の市立手塚治虫記念館は22日、漫画家手塚治虫さんの愛用の机の引き出しから見つかった遺作の手描き原稿を24日から展示すると発表した。引き出しは今年3月に約25年ぶりに開けられた。6月30日まで。
展示するのは「ネオ・ファウスト」と「グリンゴ」のモノクロ原稿計4枚。1ページの原稿のほか、ページの半分を切ったような原稿や1コマのものもあり、対応する完成原稿と共に展示する。
1ページのネオ・ファウストの原稿は鉛筆で描かれ、完成版では2ページとなり、セリフの変更もある。
前川猛館長は「完成までの経過を想像して楽しんでほしい」と話した。
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