奈良県と吉野山・金峯山寺、高野山・金剛峯寺などが、青年時代の空海が吉野山から高野山まで歩いたとされる道のりの調査を終え「弘法大師の道」として復活させた。関係機関でつくる実行委員会が27日、記者会見し発表した。
ルートは約55キロで、ほとんどが険しい登山道。実行委メンバーが28日から3日をかけ、開山修行として実際に歩く。県や関係市町村が今後、地域振興の資源として活用を検討する。
実行委員長の村上保寿高野山大名誉教授は「十分な登山準備が必要だが、大師様(空海)と同じ大自然の道を歩き、自然への思いや厳しさを味わってほしい」と話した。
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