奈良、興福寺で中金堂の上棟式
奈良市の興福寺で24日、再建中の中金堂の上棟式があり、建物が無事に完成するよう関係者ら約650人が祈った。
式は地上約12メートルの高さに設けられた舞台で開催。多川俊映貫首が再建のいきさつを述べ、装束姿の大工4人が屋根の上に上がり、掛け声とともに大きな木づちで棟木をたたいた。
中金堂は、江戸時代の享保2(1717)年に焼失した後、本格的な再建はされてこなかった。
2010年に工事が始まり、東西37メートル、南北23メートル、高さ21メートルの建物が18年に完成する予定。
工事は8割以上が終わり、今後は屋根に瓦をふく作業を進める。
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