京都・大山崎瓦窯跡は大規模態勢
京都府大山崎町の大山崎瓦窯跡(9世紀初頭)で、平安京の造営当初から瓦を作っていた西賀茂瓦窯跡(京都市北区)と同じ文様の瓦23点が見つかり、同町教育委員会が4日発表した。
町教委は「平安京造営には数百万枚の瓦が必要だったとみられ、西賀茂瓦窯だけでは瓦の製造が追いつかず、大山崎に技術者集団を派遣し瓦窯を設けたのだろう。平安京造営が、当初から国主導の大規模プロジェクトだったことがうかがえる」としている。
発掘調査は4月から実施。窯跡の付近から、焼き損じた瓦を捨てた穴(縦約5メートル、横3メートル以上、深さ約0・5メートル)を発見した。
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