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縄文中期の漆の採取跡残る木出土

[2014年05月08日 19:55]

 さいたま市は8日、同市の南鴻沼遺跡で、漆の樹液を採取した跡が残る木が出土し、年代測定の結果、4903~4707年前で、国内最古となる縄文時代中期後半の漆の木と発表した。これまでの例を500年以上さかのぼる発見で、10~18日まで同市の与野文化財資料室で、6月3~8日まで同市立博物館で一般公開する。
 市によると、漆の木は長さ113センチ、太さ2・5~3・5センチ。表面に10~15センチ間隔で1周するように計9本の筋状のかき傷があり、石器で採取したとみられる。
 これまでは東村山市の下宅部遺跡から出土した縄文時代後期の木が最古だった。

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