奈良・明日香の巨大方墳で説明会
7世紀半ばの巨大な方墳の堀とみられる石敷き溝が見つかった奈良県明日香村の小山田遺跡で18日、市民向けの説明会が開かれ、大勢の人々が古代の都の情景に思いをはせた。
現地は当時の大豪族蘇我蝦夷、入鹿親子の邸宅があったとされる甘樫丘の丘陵の南端。伝承のない場所で巨大な古墳が見つかるのは異例で、朝から200人以上が会場前に行列をつくり、県立橿原考古学研究所は予定より1時間以上早めて説明会を開始した。
溝は一辺50メートル超の飛鳥最大の古墳とみられ、研究所は中大兄皇子の父、舒明天皇が最初に葬られた墓と推定。研究者からは蝦夷の墓や未知の遺跡との見方も出ている。
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