春繭の「荷受け」始まる
世界文化遺産に登録される見通しの富岡製糸場(群馬県富岡市)で14日、市内の養蚕農家が育てた春繭の「荷受け」が始まった。4日間で農家11戸から順次受け入れる。農家が減ったことなどもあり、出荷量は霜の被害の影響で過去最低となった昨年と同程度の約1・5トンになる見通し。
荷受けは、製糸場のPRのため2008年から定期的に実施。5~6月に育てられた春繭は最も品質が良いとされ、この日は、市などでつくる富岡シルクブランド協議会のメンバーが台の上に広げ、汚れがないかチェック。協議会が買い取り、生糸にして販売する。
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