啄木の恋人は誰?釧路で論争続く
明治期の歌人石川啄木が新聞記者として76日間を過ごした北海道釧路市で、当時の恋人は誰だったのか、今も論争が続いている。12日には文化施設主催の啄木講座が開かれた。
「小奴だというのが通説だが、ふたりは芸妓と客の関係にすぎず、恋人は梅川操だと思う」。講師役の釧路啄木会会長北畠立朴さん(73)が持論を展開。恋人と目されるのは、芸妓の小奴と看護師の梅川。「妻一筋では」との第三の説も飛び出る。
啄木は1908年1月に妻子を小樽に残し、釧路入り。滞在中、頻繁に料亭に通い、揚げ句に借金を踏み倒して上京。釧路では「女たらしだった」と伝えられている。
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