政府は14日、世界遺産条約の関係省庁会議を開き、来年の世界文化遺産登録を目指し「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本県)を正式に推薦することを決めた。16日の閣議了解を経て、月内に推薦書を国連教育科学文化機関(ユネスコ)へ提出する。
秋にもユネスコの諮問機関が現地調査、来夏の世界遺産委員会で登録の可否が審査される。
教会群は、現存する国内最古のキリスト教会で国宝の大浦天主堂(長崎市)や、鎖国・禁教の時代に潜伏キリシタンが信仰を守った「天草の崎津集落」(熊本県天草市)などで構成。政府は「キリスト教受容の経過を示す例のない遺産」と推薦理由を説明。
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