70の穴に大量の土師器、京都
京都市下京区で、鎌倉時代後期―室町時代の大量の土師器を埋めた穴(深さ5~40センチ)が70基以上見つかり、京都府埋蔵文化財調査研究センターが8日、発表した。
文献によると、発掘現場は当時、鍛冶や金細工を行う職人が多く暮らしていた町で「職人らが集まって酒を飲んだ際に皿を割って捨てた儀礼用の穴か、住居内につくられた墓の可能性がある」としている。
穴の多くは1辺1~1・5メートルの方形。一つの穴には土師器の皿(直径10~15センチ)や破片計数百枚が隙間なく埋まっていた。土師器は主に食器として日常的に使われていたという。
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