タレント田中光が2作目の漫画本
漫画が得意で“第2の鉄拳”とも呼ばれるお笑いタレントの田中光が、2作目の漫画本「ドクター中島の世界征服」(ポニーキャニオン)を刊行し、「コントのような感じで読みやすいですよ」とアピールした。
「ドクター―」は、世界征服をもくろむ気の優しい科学者が主人公。助手ロボットを相方に、コントのようなコメディーが展開する。1ページに一つの一コマ漫画が描かれ、物語が進む。
小学生のころから絵を描くのが好きだったという田中。「大人になったら漫画家になるんやと思い込んでいました」
幼なじみに誘われてお笑いコンビを組むため、京都精華大芸術学部を中退。大阪で活動したが、約10年で解散した。
東京に移り、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹から「特技があったら伸ばせ」と助言されて、あらためて絵を勉強。ブログやツイッターに一コマ漫画を載せ続けたのがきっかけで出版された初の漫画本「サラリーマン山崎シゲル」がヒットし、注目された。
「一コマ以外にもギャグ漫画を描き始めています」と、すっかり漫画家に転身したかのように見えるが、違った。
「いまは『漫画家兼芸人』と名乗っていますが、やっぱり『芸人』って言い切れるようになりたい」。目標はピン芸人の芸名「タナカダファミリア」でのブレークだ。
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