福島舞台の劇、倉本さん稽古公開
脚本家の倉本聡さん(80)が率いる劇団「富良野GROUP」が5日、劇「ノクターン―夜想曲」の初の全国公演を前に、北海道富良野市で稽古を公開した。福島第1原発事故後の福島県富岡町周辺を描いた作品。
倉本さんは2013年8月の初演後、10回以上、福島で取材を重ね台本を書き換えてきたが、公演はこれまで活動拠点の富良野だけだった。
劇は、東日本大震災の津波で行方不明になった娘を捜し続ける原発作業員と新聞記者が、石こうのピエロを修理する彫刻家と出会う展開。
全国公演は今月10日の富良野を皮切りに3月14日まで。福島のほか岩手、東京、愛知、大阪、広島などで上演。
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