大分ITネットワーク社会研究会

〈6月例会〉ウイルスは日々進化

[2013年06月13日 10:29]

滝川英樹氏(アール・イー・ソリューションズ)

 大分ITネットワーク社会研究会の6月例会が12日、大分市のレンブラントホテル大分であり、アール・イー・ソリューションズ(福岡市)代表取締役の滝川英樹氏が「ネットワーク内部から狙われるあなたの個人情報」と題して講演した。
 同社はネットワーク上のトラブルを解決する総合コンサルタント会社。滝川氏は「ウイルスは日々進化しており、感染が防げない時代になってきている」とした上で、感染以上にリスクが高いのは感染した端末からの情報漏えいと指摘。「自社端末に感染したウイルスが他社のサーバーを勝手に攻撃する2次拡散で、知らぬ間にサイバー攻撃の加害者にすり替えられる危険性もある。もはやサイバーテロは対岸の火事ではない。危機意識を持ってほしい」と警鐘を鳴らした。
 ▽出どころがあいまいなソフトのダウンロードを避ける▽不正プログラムに感染しやすいネット掲示板などのサイトにアクセスしない▽ウイルス対策ソフトを最新版にしておく―といった水際での回避策を提案。「サイバー犯罪の疑いが掛けられたり、ウイルスに感染した際は速やかに警察や弁護士などの専門機関へ相談してほしい。相手はプロ。一人で戦おうとしないで」と呼び掛けた。

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