実践活用例

月の運動と日食・月食実践活用例の一覧

【 中学校実践/理科/3年 】

1. 新聞活用のねらい

 日々の新聞記事の中にも、天体に関するデータが載せられていること に気付かせるとともに、日食などの天体が起こす美しい現象をその当時 の写真や資料を使って指導することで、天体に関する興味・関心を高めさせたい。

2. 指導計画

  • ①月の位置や形についての観察結果と新聞の「あすの暦」の欄の月齢の関係について調べさせる。(1時間)
  • ②月の見え方の特徴を見いださせ、それを太陽と月の位置関係や月の運動と関連付けて考察させ、月の公転運動について理解させる。(2時間)
  • ③日食や月食の現象に関心をもたせ、その原因は月の公転運動と関係していることを知らせる。(1時間)

3. おもな学習活動

おもな学習活動 ねらい
①観察結果と新聞の「あすの暦」の月に関するデータを関連付けながら、気付いたことや疑問点をまとめる。 ①月の位置や形についての観察結果と新聞のデータを比較できるようにまとめる。
②月の満ち欠けが起こる原因を、地球の外から俯瞰するような視点で、太陽・月・地球のモデルなどを使って考える。太陽・月・地球の位置関係と見え方の変化について、観察者の視点を地球上に置いた場合と、地球の外へと移動した場合とを関連付けてとらえる。 ②月の公転運動と満ち欠けの関連について考える。
③日食の新聞記事から自分の体験や考えを話し合い、日食や月食についての関心を高めながら、日食や月食が月の公転運動とかかわって起こる現象であることを理解するとともに、太陽や月の大きさや表面の様子など天体の特徴を知る。 ③日食・月食とその原因について理解する。

4. 評価の観点

(思考・表現)
・月の観察結果と「あすの暦」のデータを関連付けて、月の見え方や運動を考えることができたか。
・太陽・月・地球の位置関係と見え方の変化について、観察者の視点を地球上に置いた場合と、地球外に移動した場合とを関連付けて考えることができたか。
(知識・理解)
・日食や月食が月の公転運動とかかわって起こる現象であることを説明できたか。
(関心・意欲・態度)
・日食や月食などの天体が起こす現象について日常生活とのかかわりでみようとすることができたか。
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