NIEってなに?

NIEってなに?

 NIE(エヌ・アイ・イー)はNewspaper In Education(教育に新聞を)の略。

 学校の授業で新聞を教材として活用しようという運動です。新聞や新聞記者について学んだり、新聞を作ったりすることもNIEに含まれます。
 家庭や地域など学校教育以外の場面でもNIEは取り組めます。親子で新聞を読んで話し合う「ファミリーフォーカス」、公民館などで行われる生涯学習、企業の新人教育の場など、さまざまな場面で新聞は活用されています。

 NIEの歴史は古く、アメリカが発祥の地です。青少年の活字離れ対策として、1930年代に始まり、現在、世界70カ国以上で展開されています。
 日本では、新聞界と教育界が協力して、全国規模で取り組みが行われています。新聞協会認定の実践指定校は2007年度に500校を突破、12年度は指定校が554校に増え、授業の中で幅広く新聞が活用されています。
 大分県の場合、実践指定校は10年度に初めて割り当てを受け、小中高から各1校の計3校でスタートしました。11年度から8校に増え、12年度は小学校3校、中学校3校、高校2校で実践されています。

NIEはその教育効果が広く認められています。日本新聞教育財団がNIE実践指定校を対象に行った調査によりますと、さまざまな効果が出ています。生徒・児童にNIEの授業を受けて好きになったことを3つまで挙げてもらったところ、「文章を読む」「意見を聞く」「調べて知る」などで高い評価を得ています。NIEの実践を通して、生徒・児童にどんな変化が見られたかを実践担当の先生に尋ねたところ、新聞を読む回数が増え、学習意識・態度の向上だけでなく、「友人・家族と話す」などコミュニケーションの増加も見られます。

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