新聞用語知ってる?

  • 中見出し
    読み物など長い記事の所々に入っている小さな見出しです。長い記事を読みやすくします。
  • サイド記事
    略して「サイド」とも。大きな出来事(政局や選挙、事件、事故など)を伝えるニュースの場合、本記(事実関係を伝える記事)の近く(または別の面)に載る関連記事。出来事の背景や、関係者の声、現場の表情などを伝えるものです。
  • 解説
    サイド(関連)記事の一つ。なぜそのような出来事が起きたか、これまでの経緯や起きた要因、今後の課題や問題点、社会への影響、その出来事が持つ意味などを深く、詳しく説明します。普段から十分な取材をしていなければなかなか書けません。
  • 社説(論説)
    新聞社としての意見・主張です。政治、経済、社会、国際問題から地域の話題まで、幅広いジャンルの問題を詳しく分析・解説、提言します。
  • 企画記事
    あるテーマに沿って現状や課題などを深く掘り下げて書く連載記事。上下の2回続き、上中下の3回続きから5回続き、10回続き、長いものでは1年間続ける「年間企画」も。記者の取材力・筆力を鍛える“鍛錬の場”にもなります。
  • 特集記事
    あるテーマについて紙面を大きく割き、その内容や意味、関係者の話、関係する動きなどをまとめて掲載する紙面です。
  • ベタ記事
    見出しが1段の小さな記事。扱いは小さくても当事者や関係する人にとっては重要な意味を持ちます。「とことん地域密着」を企業理念に掲げる大分合同新聞はベタ記事もトップ記事同様、大切にしています。
  • 早版/遅版
    新聞には、本社から遠く、輸送に時間がかかる地域に届ける「早版=E版」と、大分市、別府市など本社に近く、締め切りが遅い地域に届ける「遅版=F版」があります。遅版の締め切りを過ぎてから大きな事件や事故などが起きた場合には、大分市内向けに「市内版=G版」を出すこともあります。
  • 地ダネ
    大分合同新聞の本社、支社局の記者が書いた記事を言います。これに対して共同通信社が配信してくる記事は「共同ダネ」と言います。
  • 独自ダネ
    独自取材によって大分合同新聞だけに載る記事で、特ダネ、抜きネタとも言います。新聞記者は常に、こうしたスクープを目指して、日々、地道な努力を重ねているのです。
  • 夜討ち朝駆け
    他社の記者が知らないことを書きたい。そのために記者は、連日、深夜や早朝に取材対象者の自宅などを訪ね、「一対一」で情報を聞き出す努力をします。こうした取材を重ね、独自に情報が取れるようになって、初めて記者は「一人前」と認められます。
  • デスク
    記者が書いた原稿に間違いがないかチェックしたり、読者が読みやすくなるように手直しをする人のことです。一定の記者経験を積まなければデスクにはなれません。事件や事故が発生した場合には各記者に取材の分担を指示したり、記者の企画記事の相談に乗ったりもします。
  • キャップ
    現場の記者のまとめ役。スポーツのチームで言えばキャプテンのようなものです。持ち場(行政機関や警察など)の後輩記者に指示を出したり、記者が書いた記事を取りまとめたりします。持ち場によって「県政キャップ」「市政キャップ」「県警キャップ」などの言い方をします。
  • ゲラ
    記事を書いた記者やデスクが記事の中身や見出しなどをチェックするための試し刷り(コピー)を言います。紙面の一部を印刷したものを「小刷り」、校正用に紙面全体を印刷したものを「大刷り」と言います。新聞が出来上がるまでには多数の「小刷り」「大刷り」で何重にもチェックします。
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