実践活用例

新聞で探そう!「統計グラフ」実践活用例の一覧

【 中学校実践/数学/1年 】

1. 新聞活用のねらい

 新聞記事の中に使われている、表やグラフを見つけ、その種類や記事との関連を調べることを通して、日常生活の中に使われている統計グラフの有用性に気付くとともに、資料を正しく読み取り、適切に判断する力を養う。

2. 指導計画

  • 1年生の「資料の活用」の単元の発展的な内容で扱う。
  • 新聞の中にある、統計のデータを表やグラフで表した記事を見つけさせる。
  • この記事でなぜこのグラフが使われたのかを考えさせる。
  • 記事で使われたグラフの特徴について考えさせる。
  • 記事の内容をデータを通して検討させ、自分なりの結論を考えさせる。

3. おもな活動計画

おもな学習活動 ねらい
①新聞の中から今まで学んだ統計のグラフを見つける。(課題) ①これまで学んできた統計のグラフが、日常生活の中で使われていることに気付かせる。
②記事の内容を、グラフを用いてまとめる。 ②グラフが何を表そうとしているのかをつかむため、記事の内容をまとめさせる。
③なぜこのグラフが使われたのかを考える。 ③さまざまな種類のグラフがある中で、なぜこのグラフが使われたのかを考えさせることで、グラフの特徴や有用性を理解させる。
④自分の考えをまとめる。 ④記事からの結論ではなく、「このデータから自分だったらこのように考える」という自分の考えを持たせる。
⑤班の中で発表し、意見の交流をする。 ⑤他の人の考えを聞くことで、新聞記事の中には多くのグラフが使われていることに気付かせ、表す資料の特徴によってさまざまなグラフを使い分けることの必要性を理解させる。④でまとめたそれぞれの意見が適切かどうかの意見を交流させる。

4. 評価の観点

(関心・意欲・態度)
・新聞記事の中にある統計グラフの特徴を見つけようとしたか。
(数学的な考え)
・グラフの特徴を記事と関連付けて適切にまとめることができたか。
・データに基づいて自分なりの結論を導くことができたか。
(表現・処理)
・グラフや表をふまえて新聞記事の内容をまとめることができたか。
・グラフの量・変化・関係を適切に読み取ることができたか。
・グラフの特徴や記事との関連性をわかりやすく説明することができたか。
(知識・理解)
・グラフの種類や特徴を理解することができたか。
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