実践活用例

期間中どのくらいの来場者数になるのか予想しよう!実践活用例の一覧

【 小学校実践/算数/5年 】

1. 新聞活用のねらい

  • 身近にある実際の入場者数から、新聞にある情報に興味・関心をもたせる。
  • 実際の数値から、算数の場面は生活に活用されることを体感させる。
  • 新聞記事と広告の両方から情報を活用し、結びつけて考えさせる。

2. 指導計画

  • 同じ数(1万人)の入場者数であるが、1日の入場者数は同じなのか考えさせることで、データだけでは見えにくいものがあることを理解することができる。
  • 「平均」の考え方を使って、期間中の入場者数を計算で予想し、比較することができる。

3. おもな学習活動(1時間)

おもな学習活動 ねらい
①新聞記事を読ませ、自由に意見を交わす。
例)「日展」って何かな?
  サーカスってどんなことをするのかな?
①新聞記事より、内容を理解する。
②「日展」と「サーカス」の入場者数が7月30日に同時に1万人来場したことを確認し、「1日の入場者数は同じなのか」を問い、どちらの方が1日の入場者数が多いかを考えるよう示唆する。 ②1日の入場者数を考える。
③何の情報があるとわかるのか(何日間開催している)を考える。そして、開催日程が表されている広告から日数を割り出す。
 日  展(20日間) *毎週月曜休館
 サーカス(12日間) *毎週水曜休演
③この日まで何日間開催されているかを知る。
④1日の入場者数を「平均」で計算することができる。
 日  展 10,000÷20=500人
 サーカス 10,000÷12=833.3…人
④1日の平均入場者数を出す。
⑤「期間中どのくらいの来場者数があるのか」を考え、平均を活用し、期間中の日数を調べ、およその計算をする。
 日展期間日数…28日間   日  展 500×28=14,000人
 サーカス…46日間   サーカス 833×46=38,318人
⑤このペースでいくと日展・サーカスともに期間中どのくらいの人が来場するのかを予想する。
⑥どのようなことが言えるか発表する。
 ・サーカスは1日2~3回公演。30日までの延べ公演回数は29回。
 1公演あたりの入場者数は、10,000人÷29=344人になるなど。
⑥調べたことからわかることを発表しまとめる。

4. 評価の観点

  • 平均の考えで1日の入場者数を比べることができたか。
  • 期間中の予想来客数を求めることができたか。
このページの先頭に戻る