発信を絶やさないで
全国大会から３カ月がたちました。ただ、当日を境にＮＩＥの記事がやや少なくなっている印象を持っていました。
そんな中、臼杵市の海添保育園の年長組がＮＩＥに取り組んでいることを知りました。部屋には、新聞記事の切り抜きが壁一面に！ ９月の家族参観では、アナウンサーになりきってリオ五輪・パラリンピックの記事や、心に残った記事を紹介していました。
翌月の園だよりには「新聞から多くのことを学び、視野が広がりました。保護者の温かな感想を聞けたことが良かったです。子どもたちは認めてもらえた喜びを感じていました」と、担任の先生のコメントがありました。
私自身、今は仕事の関係から、ＮＩＥの実践は難しい状況にあります。しかし、子どもたちの様子や先生方の思いに触れ、日常の中にある優れた授業実践を伝えることなら私にもできます。
ＮＩＥは言うまでもなく、子どもたちに力をつけるための活動です。その上で、実践紹介が先生方の励みになればうれしいです。発信を絶やさないことが、ＮＩＥの日常化と継続につながればと願っています。
安東憲雄
臼杵市教委指導主事
