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新しい実践を創造リレーエッセーのバックナンバー

エンカウンターで選んだ新聞記事を他の生徒に紹介する判田中の3年生

 判田中学校は、NIE実践指定校3年目を迎えました。学校研究の中に位置付け、全教職員で取り組んでいます。1年目は、日常生活の中に新聞がある環境づくりをしました。学校内で新聞を目にする機会を増やし、コラムノートを使って視写をしたり、1分間スピーチに新聞を取り入れ始めました。
 2年目はNIE教室を設け、常時新聞がある状況が生まれました。学年の各フロアで、新聞を常時手に取って読めるように。短学活や朝自習だけではなく、各教科の授業で新聞を使う展開を考え、実践しました。8月5日のNIE全国大会大分大会での公開授業を見据え、学級活動や道徳の中でも新聞を使う場面を設定し、実践を重ねました。
 いよいよ公開授業の年。新聞を使う授業で4月に新しい試みとして、PTAの参観授業で新聞を使い、エンカウンター(生徒同士の交流)をしました。
 実践指定から3年目を迎える中学3年生にとって、新聞を読むことは日常化しつつあります。自分で好きな記事を見つけ、記事の紹介文を書き、友達に紹介することで、同じ記事でも感じ方が自分と同じだったり違っていることが分かり、他者理解も生まれます。
 新聞の可能性は無限大です。どう使うかを考え、今年も新しい実践を創造していきたいと考えています。

進 麻美

大分市判田中学校教諭

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