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やってみよう~LET’S TRY IT!~NIEのバックナンバー

竹田市・緑ヶ丘中学校

震災扱った記事で防災教育

生徒に読んでもらった阪神淡路大震災当時の新聞記事

 竹田市の緑ケ丘中学校(河野義文校長)はここ数年、生徒の防災教育に新聞記事を活用している。

 夏休み前には、同市も被災した2012年7月の大分県豪雨についての記事を掲示。1月には1995年の阪神淡路大震災当時の記事や震災を扱った今年の記事を教材に、自分が当時もしその場にいたらと生徒に想像させ、考えたことをまとめてもらった。3月には東日本大震災当時の記事を生徒に読んでもらっている。

 同校でNIEを担当する佐藤美登里教諭は「過去の大災害をリアルタイムで知らない世代。ただ説明してもぴんとこない」と、より真剣に考えてもらうツールとして記事を活用。「班ごとに課題を主体的に考えるようになってきた」と手応えを感じている。

 また生活指導面の効果として、学校の非常口を調べたり、修学旅行に行った先々で避難路の確認をしたりする生徒の姿が見られるようになったという。

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