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やってみよう~LET’S TRY IT!~NIEのバックナンバー

津久見市・第一中学校

教材の要約を「新聞」に

見出しを工夫し3年生がまとめた新聞

 職場体験や校外学習の成果をはがき新聞にまとめるなど、学習を振り返る手法の一つとして新聞という形をよく使っている津久見市の第一中学校。1学期には3年生が国語の授業で、教科書の文学教材について、各自が新聞にまとめて発信した。

 教材は井上ひさしの「握手」。生徒は作中の「わたし」になりきり、ルロイ修道士との七つのエピソードから三つを選び要約。修道士へ「わたし」の思いを伝えた。全体の見出しや小見出しを付けることで、自分が何を一番発信したいかを整理した。

 国語を担当する川野祐子教諭は、全国の過去の指導事例を基に取り入れた。「はがき新聞などで書き慣れているためか、あまり苦にならなかったようだ」と生徒の様子を説明。「記事の形にまとめることで、内容を把握し言葉を吟味する力が高まったと思う」と振り返った。

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