飛び出せ学校

豊後高田市草地小4.5.6年 伝えたい地域の魅力飛び出せ学校のバックナンバー

ニュース編集部記者と見出しなどについて考える
春日神社で話を聞く児童

 豊後高田市中心部からほど近く、豊かな歴史と自然に囲まれた草地小学校。魅力ある地域を多くの人に知ってもらおうと、4~6年生計17人が新聞作りに挑戦した。

 取材を前に大分合同新聞社豊後高田支局の大崎優志記者(26)が導入授業をした。記事の書き方や取材のポイントなどを解説。質疑応答などを通し、記者の心構えを学んだ。

 地域内に歴史的な事柄が多くあることから「地域の魅力や自慢」をテーマにして取材活動に取り組んだ。

 昨年6月、市教委文化財室の大山琢央(たくひさ)さん(43)が来校し、地区内にかつて存在した私塾「涵養舎(かんようしゃ)」とその創設者「鴛海量容」について授業。創設の経緯や仕組みを学んだ。量容の下で学びたいと全国から集まった門下生の情熱に触れ、校歌にも登場する量容の人柄への理解を深めた。

 同月下旬には春日神社を見学。同社に所蔵される絵巻物のレプリカや山本龍司宮司の説明から神社の歴史や地域での役割、学校との関わりなどを学んだ。

 9月、地区の郷土芸能で県の選択無形民俗文化財である「草地踊り」についても取材。太鼓のたたき手として草地踊りに携わる近藤勝司さん(60)を招き、太鼓のたたき方やくどきなど地区の伝統を体験した。

 取材後、大分合同新聞社ニュース編集部の広石修一記者(45)の授業を受け、見出しやレイアウトを一緒に考えて紙面を完成させた。


新聞作りの様子(動画)

子どもたちが作った紙面

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