飛び出せ学校

杵築市大田小6年 古里の魅力伝えたい飛び出せ学校のバックナンバー

福田さんに木を育てる仕事について聞いた
グループでより良い見出しについて議論した

 杵築市大田は国東半島宇佐地域に位置し雄大な自然に囲まれている。大田小6年生7人は、「大田の豊かな自然」をテーマに古里の魅力を伝えようと、地元の人々を訪ね新聞づくりに挑んだ。

 大分合同新聞社杵築支局の富高萌南実記者(25)が記事の書き方や写真撮影のポイントを説明。「みんなが知らないことを新聞に書きたい」と気合十分に学校を飛び出した。

 シイタケ栽培に励む河野幸信さん(73)を訪ねた児童は、ため池がシイタケや米作りに欠かせない場所だったことが分かった。林浩昭さん(62)によると、シイタケ栽培に使われるクヌギの木によってため池の水量が保たれるなどし、水が循環するシステムがつくられており「世界農業遺産」に認定された理由であると説明を受けた。

 米農家の安東勇次さん(62)からは、米を作ってほしいという消費者の声が励みになっているという安東さんの思いを、熱心に書き取った。白鬚田原神社の河野真二宮司(50)には「どぶろく祭り」について尋ね、1300年以上の歴史に思いをはせた。福田明彦さん(49)からは、植樹や木の伐採を通して、山を育てる「林業」の重要性を聞いた。

 地域のことを取材した児童は、大分合同新聞社ニュース編集部の佐藤晋記者(41)から見出しやレイアウトの付け方を学び、地元の自然や人々のことを伝えたいという熱い思いのこもった新聞を完成させた。



新聞作りの様子(動画)

子どもがたち作った紙面

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