飛び出せ学校

佐伯市木立小6年 古里の魅力を再確認飛び出せ学校のバックナンバー

小松記者から取材の仕方などを教わる児童ら
イチゴ栽培について取材した

 佐伯市木立地区は市内で最大の早期米産地。広大な田んぼに囲まれた木立小の6年生9人は、農業が盛んな古里の「今と昔」をテーマに取材に挑戦した。地域のさまざまな人を訪ね、時代とともに変わるものと変わらないものを調査した。

 大分合同新聞社南部総局の小松和茂記者(39)が記事の書き方や写真の撮り方をアドバイス。児童は「木立地区の良さが伝わる楽しい新聞を作りたい!」と学校を飛び出した。

 スマート農業に取り組む黒岩仁明さん(33)の農場を訪問し、最新技術を使った米作りについて質問。ドローンで農薬を散布して作業時間を短縮した話に感心した。妻の遥さん(33)からも、栽培するイチゴの水や肥料が機械で自動的に送られていると教わり、熱心にメモを取った。

 学校の近くに住む中川義視さん(73)、冨美子さん(75)夫妻からは、昔ながらの日用品や農機具の説明を受けた。木や草を刈る特殊な鎌などを手に取り、手作業で仕事をしていた時代に思いをはせた。

 母校OBで副市長の武田晴美さん(64)を招き、昔の校舎のことを聞いた。木造から鉄筋コンクリート造になり、校庭に多彩な遊具が置かれるなど、少しずつ過ごしやすい校舎になってきたことが分かった。

 地域の魅力を再確認した児童は、大分合同新聞社ニュース編集部の伊東勇一記者(39)から見出しやレイアウトの付け方を学習。立派な新聞を完成させた。






新聞作りの様子(動画)

子どもたちが作った紙面

このページの先頭に戻る