飛び出せ学校

竹田市竹田小5年 地域の人の努力 伝える飛び出せ学校のバックナンバー

記者から取材の仕方や記事の書き方を教わった
見出しやレイアウトをみんなで考えた

 竹田市の中心部から近い竹田小学校。地域は古くから豊かな自然を生かした農業や畜産業が盛ん。5年生26人は地域の魅力を伝えるため、片ケ瀬と岡本、宮城、明治の各地区へ取材に出かけて新聞を作った。

 「文章は短めに。端的な表現のほうが読者にはわかりやすい」。大分合同新聞社竹田支局の原田宏一記者(44)は原稿を書く際のポイントを説明。練習として、児童は童話「ももたろう」を100文字以内でまとめる体験もした。

 稲葉川沿いの高台に水田が広がる片ケ瀬地区では、農家の深田忠治さん(64)から稲を病害虫から守る苦労や仕事のやりがいを質問。「米をもっと大切に食べよう」と感じた。

 岡本地区では、黒毛和牛約200頭を飼育する古沢畜産に訪問。古沢智士さん(35)と尊士さん(34)の兄弟が牛舎を清潔に保ち、愛情を込めて育てていることを学んだ。

 宮城地区のブドウ農家、渡部哲哉さん(56)からは栽培するきっかけや思いを聞き、収穫を体験。明治地区はまんじゅうを製造する企業「ほたる」を訪ねた。商品は市内の道の駅や大分市の百貨店などに並ぶ。添田裕二さん(58)の「手作りのおいしさ」に対するこだわりを知った。

 児童は「何を伝えるか」を考えながら記事を書いた。大分合同新聞社ニュース編集部の金田満里子記者(40)から見出しやレイアウトについて教わった。地域の魅力や思いが詰まったカラフルな紙面が完成した。




新聞作りの様子(動画)

子どもたちが作った紙面

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