飛び出せ学校

別府市春木川小5年 校区の隠れた魅力発見飛び出せ学校のバックナンバー

取材を通して神社の歴史や祭りに込められた願いを知った
別府総局の徳光瑞稀記者からインタビューの仕方を学んだ

 「普段何げなく生活している春木川小校区の自慢できるところはなんだろう」―。別府市春木川小5年生66人は地域の人たちにも知られていないことを伝えたいと学校を飛び出して、取材へと取りかかった。

 小学校の前を流れる春木川、すぐに思い付く団体が「春木川を守る会」。児童たちは会長である左山浩司さん(86)に話を聞いた。きれいに保つための活動などについて質問し、思いに共感、自然保護の大切さを再確認した。

 子どもたちの遊び場でもある八幡石垣神社にも取材に向かった。総代の田代為寛さん(73)から、2016年の熊本・大分地震によって倒壊した鳥居が地域の人の手によって再建された話や、同神社で開いている代表的な四つの祭りの由来などを教わり、知識を深めた。

 校区内にある「実相寺古墳群」についても調べるため、市教委社会教育課の秦広之さん(45)にインタビュー。実際に古墳に足を運んだ上に、秦さんから「別府は大和政権にとって重要な場所だったことが考えられる」との説明を聞き、歴史的な地域の財産を再発見できた。

 児童たちは「知らなかった校区内の魅力に気付いたので、多くの人にも知ってもらいたい」と話した。

 大分合同新聞社別府総局の徳光瑞稀記者(24)が取材の仕方をアドバイス。見出しの付け方やレイアウトは同ニュース編集部の浅井優輔記者(34)が指導した。 





新聞作りの様子(動画)

子どもたちが作った紙面

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