飛び出せ学校

竹田市久住小6年生 地域の頑張る人に光飛び出せ学校のバックナンバー

じゅう花公園でサンフェスタの植え付け作業をしていた人たちにインタビュー
記事の内容がひと目で分かる見出しを付けよう」とグループで話し合った

 くじゅう連山の麓に広がる高原地帯に位置する竹田市久住小学校。近くには豊かな自然を満喫できる観光施設などがある。地域の魅力を広め、多くの人に来てもらおうと6年生16人が新聞作りに取り組んだ。

 「地域で頑張る人たちにスポットを当てよう。新しいことを知る喜びを楽しんで」。大分合同新聞社竹田支局の原田宏一記者(43)から取材の仕方を教わった児童は学校を飛び出し、取材に出掛けた。

 春から秋にかけ、県内外の観光客でにぎわうくじゅう花公園では、塩手亨園長(59)から園内を美しい花で彩り、リピーターを増やす工夫などの説明を受けた。畑に種をまく様子も見学。「七人の女侍」と呼ばれる20~70代の従業員にインタビューし、地道な作業の積み重ねで美しい光景が生まれることを学んだ。

 老舗「ペンションきのこ●(ローマ数字2)世号」を経営する松竹直人さん(72)、真理子さん(72)の夫婦からはアットホームな雰囲気づくりの気配りについて耳を傾け、敷地内にある天文台も見学。長男祐介さん(45)が2012年の大分県豪雨をきっかけに「被災した市中心部に活気を取り戻そう」と翌年に店を構え、独立したことを聞いた。

 取材後、分かりやすく記事を書き、大分合同新聞社ニュース編集部の船山善弘記者(49)から見出しやレイアウトについて教わった。地域の魅力や思いが詰まったカラフルな紙面が完成した。





新聞作りの様子(動画)

子どもたちが作った紙面

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