飛び出せ学校

竹田市祖峰小6年生 地域の魅力、思い込めて飛び出せ学校のバックナンバー

竹田支局の原田宏一記者から取材の仕方を教わった
音無井路円形分水の特徴や歴史について現地で話を聞いた

 大分、宮崎県境近くに位置する竹田市祖峰小学校。周辺には、国の特別天然記念物「ニホンカモシカ」が生息する祖母山(1756メートル)や湧水群などがある。豊かな自然の素晴らしさを伝えようと、6年生の児童4人が新聞作りに取り組んだ。

 「地域の魅力を知る人から話を聞き、県内全域に伝えよう。新聞作りを楽しもう」。大分合同新聞社竹田支局の原田宏一記者(43)から取材の仕方を教わった児童は学校を飛び出し、取材に出掛けた。

 宮砥地区では、市土地改良区音無校区長の堀一寿さん(70)や元県農業土木職員の相馬久則さん(71)から音無井路円形分水の話を聞いた。昔は主要水路への分配を巡る争いがあり、円形分水が解決に役立った話を聞き、水の大切さを学んだ。

 神原地区の自然保護グループ「MMS21」の工藤桂太さん(46)には希少動物を守る活動について質問。「大切な自然を守り続けたい」という強い思いがあることを知った。

 入田地区では、名水百選に選ばれた湧水群について白井幸光さん(73)に取材。市カボス生産出荷組合長の和田久光さん(73)から表面をきれいな緑色に保つ工夫を聞いた。

 取材後、分かりやすく記事を書き、大分合同新聞社ニュース編集部の金田満里子記者(38)から見出しやレイアウトについて教わった。カラフルな見出しやイラストも作成。地域の魅力や思いが詰まった紙面が完成した。


新聞作りの様子(動画)

子どもたちが作った紙面

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